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≪長持ちさせる為には≫
@新しく購入したら、クリームで手入れをしてから履きましょう。
A1日履いたら、2日間は休めましょう。
汗と体重とで、靴がゆがみ、各部が痛みますが、休みの間に回復します。
会社や学校で上履きに履き替える人は、ある程度大丈夫です。
B雨に濡れたら、陰乾しをし、充分乾いてから、手入れをして履きましょう。
革靴が一番痛むのは雨です。
革そのものは水に特別弱くはないのですが、
水分をたくさん含んだ革は柔らかく、変形しやすくなります。
縫い目や接合部からも、水分が靴内部に侵入します。
靴は種類の違う革や革以外の素材も組み合わせて作られており、
つまり素材の縮小率の違いでも、ゆがみやすくなります。
結果的に靴を痛めてしまいます。
濡れて乾いた後は、油分が抜けていますので、
クリームで油分の補給をしましょう。

C定期的に手入れをしましょう。
3回履いたら、その後で。
しばらく履いていなかった靴は履く前に。
Dブーツやサンダルなどオフシーズンのある靴はしまう時に。
長期間しまう時はクリーナーなどで汚れをよく落すまでにし、
クリームはカビ防止のため、塗らないようにします。
ロングブーツも折るとシワが直らないので、そのままの形でしまいます。

Eカカトやリフトは減り過ぎないうちに、直しましょう。
減りすぎると修理が大変になるだけでなく、
接地角度が水平でなくなり、変形しやすく、靴全体が痛みます。
F大切にしたい靴は木製のシュートリーを入れておきましょう。
靴の型くずれをかなり戻せますし、湿気も取ってくれます。
スーツ用のハンガーと同じで、本来は革靴に必須のものです。
≪靴の保管は≫

@なるべく風通しの良い場所に保管します。
玄関の靴箱や押し入れなどは通気性に難がありますので、
しまう場合は乾燥剤を入れるようにしましょう。
靴箱や押し入れに保管する場合は休みの日に戸を開けて換気を心がけましょう。
*日本は欧米に比べ、湿気が多く高温で、カビの発生しやすい風土です。
緯度で比べたら、パリやロンドンは北海道より北の樺太辺りですし、
日本は地中海とほぼ同じ緯度にあります。
そんな風土の違いからいえば、日本には靴より下駄や草履が適しています。
スーツよりも、甚平やTシャツが適しています。しかし社会生活上はそうもいきません。
日本では食べ物や衣類もそうですが、皮革製品の保管にカビ対策が必要です。
≪基本の手入れは≫
@ひもの付いた靴はひもをハズします。
Aコバの出ている靴はコバの汚れをブラシで掃い落します。
B底のゴミや汚れも使い古しのハブラシやヘラを使って落します。
コバや底のブラシは「底」と大きく記入し、他には使わないようにします。
C他のブラシで表面の埃を落します。
特に起毛素材のベロア、ヌバック、スエードなどは必須です。
スーツにブラシをかけるのと同じですから、
アッパー部分のブラッシングは帰宅時の習慣にしたいものです。

D柔らかい布にクリーナーを少し付けて、汚れを落していきます。

E別の布に靴の色や革質に合ったクリームを付けて、靴表面の全体に薄く伸ばします。
クリームの色は革と同じか、やや薄めです。
靴の表面には直接付けないようにします。
時間短縮で直接付ける場合も、ごく少しづつすばやく付け、すぐに伸ばします。

Fブラシで、革のシワや毛穴、縫い目に入ったクリームなども伸ばしながら、全体を磨きます。
G光沢重視の場合はEとFで、水を表面に数滴たらして磨きます。
水でワックスが早く硬化し、光沢も早く出ます。
軍隊では水のかわりにつばをペッとして、磨く習慣がありました。
H仕上げ用の別の布で、磨き、光沢を出します。
この場合は古くなったストッキングも有効です。
艶が出るのはこの過程です。
I革底の場合は底にミンクオイルを塗ります。
≪濡れてしまった時は≫
水分をふき取り、ティッシュをつめた綿のソックスを靴に入れて、
ある程度形を整えて、陰干しをします。
使い古しのストッキングに入れて、吊るすと乾きやすくなります。
簡単にする時は新聞紙をクシャクシャにして、靴のつま先からつめて陰乾ししますが、
新聞のインクが色落ちする場合もありますから、淡い色の靴は気をつけましょう。
≪スエードやヌバック、ベロアなど起毛タイプの靴は≫

@ブラッシングをして、毛足の中のほこりを落とします。
A汚れがあれば、消しゴムでこすり落します。
B色が褪せた時は専用のスプレーで着色と保革をします。
C防水スプレーをかけます。
*泥水で汚れた時は、スポンジに薄めた中性洗剤を付けて軽く押し洗いし、
乾いた布でたたくようにふき取ります。
*単に濡れた時は水分を拭き取り、陰干しして乾いてから手入れします。
≪アニリン染め、カーフの靴は≫
革の風合いを生かした上質の素材です。
樹脂加工をしていないので、シミになりやすいデリケートな皮革です。
アニリン専用クリームを使います。靴に直接付けてはいけません。
評価が高いのは「メルトニアンのデリケートクリーム」です。
クリーナーは皮革の為に使いません。
≪オイル革の靴は≫
元々が防水を重視したヘビーデューティな素材です。
月1〜2回か、使い方ではそれ以上、ミンクオイルで油分の補給をします。
クリーナーで汚れを落としてから、
ミンクオイルを摺り込むようにぬり、
翌朝に表面に残ったオイルを軽くふき取ります。
ミンクオイルは他の革の防水にも使えます。
≪ヌメ革の靴は≫
ヌメ専用のクリームを使います。
*低価格品にはヌメではなく、ヌメ風のスムースもありますから、
お店のスタッフに確認しましょう。
≪エナメルの靴は≫
本来はフォーマル用の光沢素材です。
エナメル専用のクリームを全体に塗りこみます。
≪メッシュの靴は≫
小さめのブラシで、メッシュの間もブラッシングします。
≪合成皮革の靴は≫
普段はブラッシングでOK。
ひどい汚れは絞った雑巾でこすりとります。
色が褪せたら靴クリームを使います。
≪布のスニーカーは≫
@中性洗剤を入れた水かお湯をバケツに入れ、浸けながらブラシで洗います。
*汚れがひどい場合は1時間ほど浸けてから、洗います。
Aその後よくすすぎ、陰干しをします。
*スニーカーが沢山あって、時間が無い時は洗濯機で同じように洗います。
乾燥機は不適です。熱風が底材や接着剤に悪影響する場合があります。
やはり、陰干しをします。
≪革のスニーカーは≫
レザー用のシャンプーを使います。
洗濯機で洗うのは無理があります。
≪複数の素材が混じった靴やスニーカーは≫
大変ですが、皮革は皮革用の手入れ、布は布用の、
合成皮革は合成皮革の手入れをします。
≪靴クリームの種類は≫
@ペースト状の「乳化性クリーム」
ワックス、油、水、が主成分です。
艶だし、保革、着色とバランスの良いクリームで、一番お薦めです。
A缶に入った「固形状クリーム」
KIWIのものが有名です。
ワックスと油が主成分で、水は入っていません。
防水性に優れ、汚れに強く、艶は一番良く出ます。
B簡単に手入れ出来る「液体クリーム」
ワックスと水が主成分です。
簡単に艶が出ますが、革に染みない皮膜を作る場合があり、
保革効果はありません。
≪革靴のシワ取りは≫
スムース革の場合は表面を霧吹きや濡れタオルでほんの少し湿らせてから、
ドライヤーを軽く当てるとかなり戻ります。
≪ウイングチップなどの穴飾り部分は≫
綿棒を使って手入れします。
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