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ネットショップ運営はネクストステージへ。成功ショップのインタビュー特集
-ネットショップNEXT- 
 「T/ANAKA 田中かばん店東京店」
有限会社 東京田中   東京店店長&ウェブマスター 田中真佐男さん
 トップページ > バックナンバー > 12年8月「田中かばん店東京店」
  
 2012年8月27日
         
     “業界全体が充実する事で磨かれる”
   

東京・武蔵小山にある「田中かばん店東京店」の店内。
店内には“自由の女神”のグッズがお店をさりげなく演出している



   
黎明期から「吉田カバン」のネット販売を試みてきた伝説のお店

ネットショップは市場創成期から10年以上が経過し、新しいステージへ向かい始めております。「ネットショップNEXT」では、市場をリードする有力企業にフォーカスし、勝ち続ける要因や、今後の展望などをインタビューする、2012年開始の新コーナーです。

今回は、ネットショップの立上げが1997年。日本ではまだまだネットショッピングが一般化していなかった頃から「吉田カバン」のネット販売を試みた、東京・武蔵小山の「田中かばん店東京店」、店長&ウエブマスターの田中真佐男氏(以下:田中さん)に直撃インタビューしました。


※インタビュー担当はSHOE・BAG探偵局、高橋(※以下:高橋)です。

   

音楽好きの趣味が立上げのヒントとなった

【高橋】

「田中かばん」さんは、まだまだネット販売が確立していなかった黎明期から「吉田カバン」をネットショップで販売を開始したお店ですが、どんなきっかけで、ネットショップを立ち上げる事になったのでしょうか?



【田中さん】

はい。その当時、1990年代の頃は、私のお店のある武蔵小山の商店街で、将来の生き残り戦略として、様々な事を話合い、論議していた時です。
既存の店舗運営だけでは、中小企業が生き残れるのか?武蔵小山の商店街は元気なままなのか?様々な事を考えていました。

また、私は音楽が趣味で、ネットショップが知られる以前から、アメリカの楽器店に直接連絡を取って、楽器を購入していました。
そんなある時、アメリカの店舗の方から、「商品ラインナップはネットショップでチェックして欲しい」と言われたのです。

それまで紙のカタログした見た事がなかったので、衝撃でした。

それをきっかけに、自分が販売している「吉田カバン」もネットショップできるのではないか?という思いつきから、吉田カバンさんに、ネットショップで紹介させて欲しいとお願いするようになりました。



【高橋】

日本では、ネットショップがまだまだ一般化していない頃に、すぐに理解が得られましたか?


 

ネットショップの可能性をメーカーや商店街の人たち、全国の専門店などに伝えてきた、「田中かば店東京店」の田中真佐男さん。

東京・武蔵小山の「田中かばん店東京店」の店内にて

     
   


2012年8月20日現在の『田中かばん店』のトップページ。
吉田カバンをメインに扱う、国内ネットショップ老舗店

 ※画像をクリックすると『吉田カバンはおまかせ!田中かばん店』へ移動します
   

10人に一人が知っているブランドを紹介していこう


【田中さん】

いいえ。吉田カバンさんも半信半疑だったと思います。
私が、ネットショップの将来性、可能性をきちんと説明して、やっとの思いで説得した感じです。



【高橋】

ネットショップの立上げが、1997年の5月15日との事ですが、
当時はどんなサイトだったのでしょうか?



【田中さん】

(笑)当然、今のようなカート機能もありません。
お店で販売している商品の写真を掲載して、説明コメントを入れているサイトです。

問い合せは電話やFAX、メールでもらって、もし購入したい場合は連絡先を聞いて、配送してあげる。
そんなネットショップでした。



【高橋】

パソコンがやっと会社業務でも一般化し始めた頃ですからね。



【田中さん】

(笑)当時はパソコン通信によって集客しよう!と言っていた頃です。
「パソコン通信」は、一部のマニアの間で広まっていたキーワードですからね。



【高橋】

すぐに反応はありましたか?



【田中さん】

10人に一人が知っている吉田カバンを売っていこう!というコンセプトで開始しました。
すぐに反応がある商品ではなく、あえて知る人ぞ知るブランドをやりたかったのです。

仮に、2人に一人が知っているブランドだったら、すぐにマネされてビジネスも一過性で終ると思っていましたから。

でも今や吉田カバンさんは、3人に一人が知っているブランドにまで成長しましたよね(笑)




  【高橋】

その後、楽天市場さんなどモールショッピングが急激に広まっていきました。現在では、「吉田カバン」も多くのモール出店のお店で販売されています。

ですが、「田中かばん」さんは、独自ドメイン店だけで運営していますね。



【田中さん】

もちろん、ショッピングモール出店も検討していました。ただし、その頃は単純に「吉田カバン」の販売が、モール販売でまだ禁止されていたのです。



【高橋】

中小企業の専門店として、いち早くネットショッピングを立上げ、その後、市場の急速な進歩を見てきたと思いますが、いまどんな事を感じますか?




ネットショッピングを広めていく事で、「恩返し」がしたかった

【田中さん】

東京だけでも、素敵なバッグ専門店は沢山ありました。残念ながらいいお店なのにも関わらず廃業されたお店もあります。そういったお店が、早い段階でネットビジネスを軌道に乗せていたらどうなっていたか分かりません。廃業する事もなかったと思います。

私は、ネットショップを運営していきながら、自分が学んだノウハウを、どんどん広めていこう!という考えで、地元の商店街、または地方の商店街に出向いて、ネットショップの可能性を講義したり、人に説明していました。



【高橋】

自分で開拓したノウハウは言いたくないものですが、どうして広める活動をなされたのでしょうか?



【田中さん】

業界全体、いや小売全体でネットショップが充実していく事で、どんどん磨かれると信じていました。

それと、私は今のバッグ店を運営していく時、右も左も分からなかった時代があります。
そんな中、競合とも言えるバッグチェーン店の方に、親切にアドバイスを頂き、自分の道が開けました。

また、地方の有力店のバッグ専門店に勝手に調査に行った時があります。いろいろ調べている事が、その時に見つかって最初は怒られたのですが、事情を説明したら、親切にアドバイスを頂き、その日の夕飯までご馳走になりました。

私が受けた様々な親切を、別の形で恩返しできれば、そんな思いが、ネット販売の普及活動を行ってきたモチベーションだと思います。


【高橋】

びっくりしました。
そんなエピソードがあったのですね。



【田中さん】

武蔵小山の商店街でも、様々なお店がありますが、とりあえず20店舗全国的に有名なネットショップが作れれば、商店街全体の集客増につながる。そんな事を目標に皆さんと一緒に勉強してきました。



   


「吉田カバン」は人気シリーズ毎に分かり易いバナー画像で訴求している


※画像クリックするとサイトへ移動します



   
「様々な人との出会い」が、運営してきた“大切な宝”
   

【高橋】

では、ネットショップの一番の凄さとはどんな事ですか?



【田中さん】

はい。私の場合は、信じられない程、「様々な人との出会い」を経験できた事です。

ネットショップを始めた事で、多くの方、かなり遠方の方、最近では、中国を初めとするアジアの観光客の方々が、お店にご来店いただいています。

また、ネットショップ運営でも様々な方々とお会いする事ができました。
もちろん、テレビや雑誌の取材で注目されたのも、ネットショップがあったからですね。

店舗運営だけだったら、実現できなかったと思います。



【高橋】

アジアの観光客の方々もご来店するのですね?



【田中さん】

はい。そこは吉田カバンのブランド力もあっての事です。プリントアウトした商品写真を、持参してご来店されます。

武蔵小山の商店街は、羽田空港も近い事、都心の中心部からもアクセスが良いので、とても恵まれた立地なのでしょうね。



   



主力ブランドの「吉田カバン」は、アイテム別、シリーズ名別、シーズン別
定番シリーズなど様々なカテゴリー分を試みている。

※画像をクリックすると「吉田カバンの商品一覧ページ」へ移動します





   
     「吉田カバン」を支持する年齢層は実に幅広い


【高橋】

では、現在のネットショップのお客様の属性を教えてください



【田中さん】

一番多いお客様は、30代と40代の男性の方です。ですが、女性のお客様も全体の3割程いらっしゃいます。



【高橋】

多くのネットショップでもそうなのですが、やはり30代と40代に集中するのでしょうか?



【田中さん】

そうですね。ですが、先日オンエアされたテレビ東京さんの「カンブリア宮殿」で吉田カバンの社長が紹介された後は、40代、50代、60代の方からの問い合わせが急増しました。また、某バラエティ番組に、私が出演した際は、10代と20代からの問合せがほとんどでしたね(笑)

吉田カバンの支持層の幅広さを感じたのと、ネットショッピングの可能性は、更に上の世代へも広がっていく事を実感しました。



   


現在の一押し商品は何ですか?と質問したところ、

「“ポータークラシック“のトートバッグがいいですね」と
迷わずバッグを取り出してくれた田中さん。




     ネットショップで実現させたい夢はたくさんある


【高橋】

なるほど。もっと広い世代に、ネットショッピングが広がっていく。まだまだチャンスがある訳ですね



【田中さん】

はい。今は、facebook(フェイスブック)、twitter(ツイッター)、最近ではLINE(ライン)など、コミュニケーションツールが次々と登場しています。

これから数年後には、団塊世代やこれから仕事をリタイアする世代が楽しめる、
ソーシャルメディアやコミュニケーションツールが充実していくでしょう。
また、今流行中のスマートフォンも高齢者向けの機種が充実するばすです。

その時に、「田中かばん」がワントゥワンのコミュニケーションで、安心できるサービスを提供できるお店になりたいですね。

リアルタイムで動画を配信しながら、商品の事、身体の体調の事、子供たちの教育の事など、いろんな事を話し合える環境を作っていきたいです。我々の世代も、自由自在にスマートフォンを使いこなしていく事でしょう。

等身大の視点で、その世代の方々が、「安心できるサービス」「うれしいサービス」を構築していきたいです。

その時は、絶対にネットと実店舗を融合させたサービスが求められます。逆に言えば、実店舗を運営している事の強みが発揮していくと思います。



【高橋】

既に、次のビジョンが明確!なのですね。
その他にチャレンジした事は何ですか?



【田中さん】

はい。自分が売りたい商品を自分で企画したいです。

吉田カバンを販売するネットショップの老舗というだけでなく、オリジナル商品を企画して、大切なお客様にどんどん紹介していきたいですね。

また、現在は私の娘がネットショップを手伝ってくれます。
これからは、次世代ならではの自由な発想で、ネットショップをどんどん発展してもらいたいです。
今は、がんばって次の時代を見据えた、お店作りの基盤をしっかり作っている感じでしょうか?(笑)

まだまだやるべき事が、たくさんありますね(笑)



【高橋】

ありがとうございます。
中小企業専門店の今後の運営を考える上で、

とても勉強になりました。大きな励みとなりました。





東京品川区の「武蔵小山商店街パルム」内に、
田中かばん店東京店の実店舗がある。

平日の昼間でも人通りの多い、東京の中でも有名な商店街
※「武蔵小山商店街パルム」のサイトはこちら



   
   
「田中かばん店東京店」実店舗のファサード。
最近は、ネットショップを見て訪れる海外からのお客様も多い。




   

ネットショップ同様に、実店舗でも「吉田カバン」の取扱いがメインとなる。
ウィンドウでは、吉田カバンの人気シリーズが綺麗にディスプレイされている。




   
     
   
「吉田カバン」をメインに取り扱っているので、
メンズ中心のバッグ専門店という印象を受けるが、
女性の来店や購入も非常に多いようだ。




     
【有限会社 東京田中(店名 田中かばん店東京店) 会社概要】
社 名/店 名 有限会社 東京田中(店名 田中かばん店東京店)
田中かばん店東京店の住所 〒042-0062
東京都品川区小山3-23-5 ※MAP
問い合わせ TEL  03-3785-0030
田中かばん店東京店の営業時間 11:00-20:00
定休日 定休日は毎月第三火曜日(ただし祝祭日は営業)
ネットショップのURL

吉田カバンはおまかせ「田中かばん店」

KICHIZO(porter classic)はおまかせ

グレゴリー、カリマーはおまかせ

ララちゃんランドセルはおまかせ
「RaRa chanランドセル」




http://www.tanakakaban.jp/

http://www.r60.jp/

https://www.bag-shop.com/

http://www.ebag.co.jp/



   




【インタビューを終えて】


「業界全体が充実する事で、どんどん磨かれる」

と信じて、全国の中小企業に向けてネットショッピングの普及活動を続けてきた田中さん。

ネットショッピングの可能性にいち早く気が付き、

日本で事例がほとんど無かった頃から、吉田カバンを紹介し始め、市場をリードしてきたエピソードはとても興味深い内容でした。



未来のネットショッピングに対し、

「ワントゥワンのサービス」と言い切っていた田中さん。


★中小企業の専門店として

★商店街の活性化を見据えたネットショッピングの活用について

★実店舗を運営しているからこそ発揮できる本当のサービスについて

★高齢者が利用し易いネットショッピングの可能性について

★等身大だからこそ、本当に信頼できる運営方法について



など様々な視点、とても勉強になりました。

これからのネットショッピング運営も、ますます楽しみですね。
誠にありがとうございました。




(担当:SHOE・BAG探偵局、高橋)
 
     
     




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