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ネットショップ運営はネクストステージへ。成功ショップのインタビュー特集
-ネットショップNEXT“金沢特集②”- 
 「BEKKU homme」
ベックシューズ株式会社   BEKKU homme店長 別宮潤さん
 トップページ > バックナンバー > 12年7月「金沢特集② BEKKU homme」
  
 2012年7月11日
         
     “立上げ2年で店の売上を越えました”
   

石川県金沢竪町にある「BEKKU homme」の実店舗。
雑誌「レオン」読者をターゲットとしたイタリアファッションを提案するセレクトショップ



   
短期間で成功を収めた実力店を独占インタビュー

ネットショップは市場創成期から10年以上が経過し、新しいステージへ向かい始めております。「ネットショップNEXT」では、市場をリードする有力企業にフォーカスし、勝ち続ける要因や、今後の展望などをインタビューする、2012年開始の新コーナーです。

前回に引き続き2回に分けて靴とバッグ販売の実力店をご紹介する“金沢特集”です。
今回は、ネットショップの立上げわずか2年、独自ドメイン店の運営だけで、実店舗の売上を越えてしまった「BEKKU homme」の店長、別宮潤(べっくじゅん)さん(※以下:別宮さん)に、ネットショップ運営の事、石川県金沢市で展開する実店舗の事などをインタビューしました。ネットショップ参入のタイミングは決して早くなかった同社が、なぜ短期間で成功を収める事ができたのでしょうか?その秘訣を探ってみました。

※インタビュー担当はSHOE・BAG探偵局、高橋(※以下:高橋)です。

   

ネットショップの本格参入はまだ2年

【高橋】
 
まずは「BEKKU homme」さんのネットショップ運営の経緯を教えてください


【別宮さん】

実はネットショップは今から2年前に本格的に立ち上げました。それまで、自社サイトとして会社のホームページはありましたが、ネット販売に関してはかなり後発組だと思います。

私の後輩が、地元金沢でウェブの製作会社を運営していたので、たまたまネットショップの話が持ち上がり、独自ドメインのショップ製作をお願いしました。




【高橋】

拝見しましたが、特集ページ、ページ構成、商品購入ページなど、とてもよくできたサイトです。
立上げて2年との事ですが、売上はどれくらいになりましたか?


【別宮さん】

現在、地元金沢と北陸地方で5つの実店舗がありますが、この2年間で、ネット販売は実店舗の売上を超えました。ネット販売と実店舗販売の売上比率は現在、6対4くらいです。
 

ネットショップ運営の責任者と、金沢市竪町にある実店舗「BEKKU homme」の店長を兼任する別宮さん。

金沢市竪町の「BEKKU homme」店内にて

     
   


2012年7月2日現在の『BEKKU homme』のトップページ。
インポート婦人靴を中心とした「BEKKU」と大きく2つに分けて運営している

 ※画像をクリックすると『BEKKU homme』へ移動します
   



元々は、コンフォート靴などを扱う「紳士靴」のお店だった

【高橋】
凄いスピートですね。


【別宮さん】

はい。正直、ネット販売の成長スピードの速さにビックリしています。
また、きちんとしたサイトを用意すれば、ネット販売は結果が出せるものと実感しました。




【高橋】

それだけでなく、「BEKKU homme」さんのコアターゲット(中心客層)が明確で良かったのだと思います。では、「BEKKU homme」さんのお客様の属性を教えてください。


【別宮さん】

はい。サイトのタイトルや説明文にもあるように当店は、雑誌LEON(レオン)掲載アイテムが充実した、“イタリアをキーワードに大人の男性に国内外のラクジュアリーなアイテムを提案する”をコンセプトとしたセレクトショップです。購入して頂いているお客様は、30代~50代の男性の方が中心で、40代のお客様が一番多いですね。




【高橋】

雑誌LEON(レオン)の読者をコアターゲットとしているのですね。お客様像がとても明確です。


【別宮さん】

はい。でも実際に私自身がやりたいブランドを集めているので、自然とコアターゲットが確立していった感じです。




【高橋】

「BEKKU homme」さんは靴、バッグ、アパレル、服飾雑貨のセレクトショップ業態ですが、元々は靴だけの専門店だったようですね。



【別宮さん】

はい。私が入社する以前、元々このお店は、コンフォートシューズ等に強い紳士靴のお店でした。10年くらい前から、父(社長)がイタリアでレディスのアパレルを買い付けしてきて、少しずつアパレルやバッグ等を扱うようになり、メンズ業態の「BEKKU homme」では、靴やバッグの取扱いが多いセレクトショップという業態に変化していきました。





  【高橋】

現在の売上構成比は、カテゴリー別に見るとどうですか?


【別宮さん】

靴、バッグ、アパレルと大きく3つに分けると、それぞれ均等な割合となります。セレクトショップの業態ですが、靴やバッグの取り扱いや、売上が多いお店は、取引先にもお客様にも珍しいと言われます。独自の業態になっていった感じですね。




【高橋】

確かに、本日お伺いさせていただいた「BEKKU homme」はセレクトショップの業態ですが、靴とバッグの取扱い量が非常に多く、ユニークな商品構成ですね。



チーム力を上げて、ネットショップを運営していきたい

【別宮さん】

靴専門店からスタートしているお店なので、自然とそんな商品構成になったのだと思います。
ですが、有名セレクトショップ等では靴やバッグよりも、アパレルの比率が高いです。
あえて、当店は靴やバッグの比率が多い、セレクトショップという独自のスタンスで今後も展開していきたいです。




【高橋】

ネットショップは何名体制で運営しているのですか?


【別宮さん】

はい。自分も含めて、現在4名でサイト製作や、受注、配送等を行っています。




【高橋】

実店舗よりも売上が拡大しているのに、運営スタッフが少ないように感じますが。


【別宮さん】

はい。実店舗よりも業務が多く、仕事時間も非常に長いです。社内でネット販売の部門が確立しましたが、平日などは実店舗のスタッフにも、サポートしてもらうなど、チーム力を上げて臨んでいます。

運営や売上も部門で区切るのではなく、社内を大きなチームととらえて支えあっている感じです。



   


国内バッグブランド「aniary(アニアリ)」の品揃えは国内最大規模を誇る充実ぶり

※画像クリックするとサイトへ移動します



   
目標を達成した時は、スタッフ全員で涙を流して喜んだ
   
【高橋】

なるほど。現実には売上規模が拡大すると、ネット販売部門の業務が増え、担当スタッフの負担も増えると思います。スタッフのモチベーションを維持する為に、何か取り組まれていますか?



【別宮さん】

ネット販売に限った事ではありませんが、スタッフの意見をよく聞く事。また、スタッフがどんどん意見を言える環境を作る事を心がけています。もちろん、スタッフ全員の希望を受け入れる事はできませんが、「BEKKU homme」に関わる人全員、つまり外注スタッフも含めて、1つのチームとして目標に向かっていけるようモチベーションを上げています。

2年前、サイトをオープンさせた直後に初めて商品注文が入った時、それから、当初の目標としていた月間売上200万円を達成出来たときは、スタッフ全員で涙を流して喜びました。その時の嬉しさが、チーム全員のモチベーションとなっているかも知れませんね。




   

靴ではこの時期、「ドライビングシューズ」の提案が充実している

※画像をクリックするとサイトへ移動します






ネット販売では、シンプルな店名ロゴが印刷されたオリジナルBOXで商品が届けられる。
配送用のダンボールもお店のオリジナルを用意する事でお店のファンが増えていくようだ

※画像をクリックすると、「BEKKU homme シューズカテゴリー」へ移動します




   
     「ぜったいお客様に伝わるはず」という信念も大事

【高橋】

実店舗と比較してネット販売の大変な部分は何でしょうか?


【別宮さん】

まず、実店舗以上に「根気」が必要ですよね。対面販売では直接お客様と話をする事ができますが、ネット販売は直接、声をかける事ができないので、写真や商品コメント等で伝えなければなりません。

ついついこなしたり、面倒な部分を省略しそうになりますが、コツコツやった分だけ見返りや反応があるのもネットショップのよい部分だと思います。写真1つにしても掲載する枚数で、売上が異なってきますからね。

抽象的な表現ですが、「売れるかどうか分からない」という気持ちで運営するのではなく、「ぜったいお客様に伝わるはずだ」という気持ちで運営する事で、結果が大きく異なってくると思います。




【高橋】

それは大きな発見です。ネットショップに限った事ではないと思いますが、気持ちの持ち方で大きく異なってくるのですね。


【別宮さん】

はい。それから、実店舗運営だけだったら、今の商品構成やこれだけの品揃えが実現できたかどうかは疑問です。自分たちのやりたい夢に近づく大きなチャンスがあるのもネット販売の凄いとこだと思います。

実店舗の場合、1店舗当たりの売上規模はある程度、限度がありますが、ネット販売の場合、無限です。どこがゴールなのか分からない所もネット販売の魅力ですね。




   


「売れるかどうか分からない」という気持ちよりも、
「ぜったお客様に伝わるはず」という強い気持ちで運営する事が大事、
と語る別宮さん。




     まだまだ自分のやりたい理想のお店を作っていきたい

【高橋】

確かに。ですが、別宮さんを拝見していると、やはり実店舗のお客様を大事にしている姿勢を感じます。実店舗運営でもチャレンジがあるのではないでしょうか?



【別宮さん】

「BEKKU homme」実店舗のお客様は、金沢でも高級車に乗ってご来店される方が多いのですが、現在の竪町の商店街へは、駐車場の問題、渋滞の問題、駐車場から店舗までの距離の問題など考えると、非常にご来店しづらい環境となってきました。

私個人の当面の目標としては、現在のお客様がより快適にご来店頂ける、「ドア トゥ ドア」でアクセス可能なロードサイド型のお店を作りたいです。

現在はメンズのみの扱いですが、ご夫婦やカップで楽しめるユニセックス業態にし、ゆっくり時間を過ごして頂けるようなカフェスペースを設けるなど、、、実店舗運営でのチャレンジも沢山ありますね。




【高橋】

なるほど、現在のお客様の事を考えた視点での業態開発ですね。



【別宮さん】

その夢を実現する為にも、「BEKKU homme」のネット販売を頑張らないとです。



【高橋】

別宮さんのモチベーションがスタッフ全員にも伝わり、チーム全体の大きなモチベーションとなっているようですね。



【別宮さん】

そうなんでしょうか?
いずれ、これからも「チーム一丸」となって、がんばります。




【高橋】

ありがとうございました。






金沢市竪町の商店街にある「BEKKU homme」の店舗。
4つのフロアで売場構成している。




   
   
「BEKKU homme」はセレクトショップ業態でありながら、
靴とバッグの取扱い比率がとても多い、全国でも珍しいタイプのショップ。




   

TOD’S(トッズ)のドライビングシューズを生産しているイタリア「STOKTON」のアイテム。
ソールはBEKKU hommeの別注カラーとなっている




   
     
     
大きなガラス張りの店舗設計なので、店内はとても明るい演出となっている




     
   
 アパレルコーナーでは、さりげなくレザーバッグや革小物も組み合わせている。
とても落ち着いた雰囲気で商品が楽しめる




     
【ベックシューズ株式会社/BEKKU homme 会社概要】
社 名/店 名 ベックシューズ株式会社/BEKKU homme
BEKKU hommeの住所 〒920-0997
石川県金沢市竪町106 ※MAP
問い合わせ TEL  076-221-2924
BEKKU hommeの営業時間 11:00~20:00
お店からのメッセージ 「イタリア」をキーワードとする本物のみを厳選したファッションアイテムを数多く取り揃えている当店ではヨーロッパを中心に熟練したバイヤーが現地で直接買い付けてくるアイテムは他にはないラインナップで日本各地から注目を集めている。靴をメインとした歴史ある老舗「BEKKU」にて世界中の素晴らしいプロダクト達をぜひご堪能ください。

BEKKU homme ONLINE STORE

BEKKU FASHION ONLINE STORE


http://www.bekku-homme.com/

http://www.bekku.com/

   




【インタビューを終えて】

元々、感度の高いお店でありながら、ネッショップを始めた事で、
より充実した商品構成と、実店舗の次のチャレンジに向かう事が出来たという別宮さん。

あいまいな気持ちで取り組むのではなく、
「ぜったいお客様に伝わるはず」という強い信念で運営してきた事が、
短期間で成功を収めることに繋がったのでしょう。


★今からネットショップ始めても売れるの?

★独自ドメインの店舗でお客様は集められるの?


ネットショップの最大の難関とされる二つの課題を、
わずか二年間というスピードでクリアしてきた実力店でした。


中小企業の靴、バッグの今後のネット販売を考える上で、
とても勉強となり、大きな励みとなりました。


別宮さん。次のチャレンジに向かって、
今後もチーム一丸でがんばってください。

ありがとうございました。



(担当:SHOE・BAG探偵局、高橋)
 
     
     




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