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ネットショップ運営はネクストステージへ。成功ショップのインタビュー特集
-ネットショップNEXT-  
 「あかい靴 楽天市場店」
有限会社藤孫商店 藤本知也 レディスシューズバイヤー


 トップページ > バックナンバー > 12年3月「あかい靴 楽天市場店」
  
 2012年3月13日

         

「ちょっとだけ優しい」「やわらかい対応」を徹底してます
 

今回、インタビューに応じて頂いた、レディスシューズバイヤーの「藤本知也」さん。
実店舗ではレディスシューズの接客を行っている。




創業110年!倉敷市児島の「あかい靴 楽天市場店」藤本知也氏に突撃インタビュー。 実店舗同様にリピート率が非常に高い、その秘訣を聞いてみた。

ネットショップは市場創成期から10年以上が経過し、新しいステージへ向かい始めております。
「ネットショップNEXT」では、市場をリードする有力企業にフォーカスし、
勝ち続ける要因や、今後の展望などをインタビューする、2012年開始の新コーナーです。

第三回目は創業110年、岡山県倉敷市児島の老舗靴店、有限会社藤孫商店が運営する「あかい靴 楽天市場店」のレディスシューズバイヤー、藤本知也さん(以下:藤本氏)氏に話を聞いてみました。


※インタビュー担当はSHOE・BAG探偵局高橋 (以下:高橋)




まずは自分達でネットショップを立上げ、その後、楽天市場へ出店

【高橋】

「あかい靴」さんは、岡山県倉敷市の児島で創業100年以上続く、靴小売店の老舗ですが、これまでのネットショップ運営の経緯を簡単に教えてください。



【藤本氏】

2000年にホームページを立ち上げて、その後、地元の制作会社にネットショップのフォーマットを作ってもらい、自分達で独自ドメイン店を作り上げていったのが始まりです。当時はスペイン靴の「カンペール」を取り扱っていましたので、ネットショップの主力ブランドも「カンペール」でした。

その後、ネットショップのモール出店を考えていましたが、いろいろ迷った結果、2008年から楽天市場で出店を始めました。当時、楽天市場の営業の方の「森で商売するなら、人の多い街で商売したらどうですか?」というアプローチに納得して、出店を決めました。

現在は、独自ドメイン店と、楽天市場店の2つのネットショップを運営しています。





2012年3月6日現在の「あかい靴 楽天市場店」
 ※画像をクリックすると「あかい靴 楽天市場店」へ移動します


【高橋】

では、「あかい靴」さんの売上構成比を、男女別と運営形態別に教えてください。



【藤本氏】

実店舗も同じですが、当店はナチュラル・リラックスをテーマとした婦人靴のカジュアルがメインとなります。
なのでネットショップも、女性が9割以上を占めます。残りの男性は「レッドウィング」や「パトリック」等のアメカジとスニーカーのお客様です。

2つのネットショップを比較すると、やはり楽天市場店の売上が過半数を占めます。



【高橋】
2つのネットショップですが、運営はどんな体制で行っているのでしょうか?また、実店舗とのすみ分けはどうされているのですか?



【藤本氏】
ネットショップ運営は、現在4名の女性スタッフが担当しております。独自ドメイン店の制作スタッフ1名、楽天市場店の制作スタッフ1名、残り2名が実店舗で働きながら、出荷作業などを行っております。

ほとんどの商品が店舗在庫と連動しているので、お店ですべての在庫が確認できる体制となっております。

【高橋】

ブログやtwitter、facebookなどもやられていますが、どんな事を心がけていますか?



【藤本氏】
私もブログを一本、担当しておりますが、商品の事、お店の事など売り込み的な情報は、全体の1割程度になってしまいました。(最初はけっこう靴の事を書いていましたが)

また、当店の女性スタッフは、若いママだったりしますので、スタッフの生活のバックボーンをブログなどで見せたり紹介する事で、お客様に共感していただける様に工夫しています。

当サイトやブログでは、スタッフの顔写真の掲載はないのですが、配信する情報でお客様との距離を縮めるようにしています。(スタッフ全員、みんなシャイなものですから、、、)


 スタッフブログはこちらです↓
(クリックするとブログページへ移動します)

あかい靴 staff blog Ameba

【店長日記/気ままごにょごにょ(オフィシャルサイト)】







スタッフ全員が「靴を中心としたセレクトショップ」を目指している

【高橋】

「あかい靴」さんの実店舗には、靴だけでなくレザーバッグやレッグウエア、その他服飾雑貨が並んでおり、業態ミックス化が進んでいます。ネットショップでも靴以外の商品がよく売れているのでしょうか?



【藤本氏】

私を始めショップスタッフ全員が、「靴を中心としたセレクトショップ」を目指しております。
ネットショップでは、“入り口商品”として導入した「french bull(フレンチブル)」の靴下、その他レッグウエアや小物が売上の2割を占めるなど、主力商品として成長しました。フレンチブルさんの扱い先の中でも、売上の上位を記録しました。靴下をよく売る店が靴専門店というのは珍しい事のようです。

また、これらの靴下や小物は予想以上にリピート比率が高く、当店のお客様に喜んでいただいている事は間違いありません。



【高橋】

予想以上の事がおきるのがネットショップの凄さかも知れませんね。では、ネットショップの運営を初めて、驚いた事などありますか?



【藤本氏】

実店舗は限られた商圏の中で、ある特定のお客様を中心に支えていただいておりますが、ネットショップのお客様は、限りなく広いという事を実感しました。

当店では他の靴屋さんでは少ない、個性的なブランドの扱いが多いのですが、その中でも、「クセの強いデザインの靴」が店頭よりも、ネットショップで問い合せが殺到した時は、ネットショップの凄さだと感じました。



【高橋】

なるほど、同じテイストを持ったお客様でも、実店舗とネットショップでは、お客様の奥行きが異なるようですね。

では、ネットショップ運営において、あかい靴さんの「強み」とは何でしょうか?



【藤本氏】

当店は基本的に、実店舗運営を基本としています。それは今後も変わらないスタンスと考えています。適正規模で運営を続けているので、実店舗の接客と同じ気持ちで、ネットショップのお客様とコミュニケーションを図っているのが当店の強みです。

また、女性向けの商品を等身大の女性スタッフが、お客様の気持ちになってサイトを作ったり、接客をしている点もリピートに繋がっていると思います。

それでも、現状に満足する事なく、楽天市場さんの勉強会にも積極的に参加したり、日々勉強したり、人に教えてもらったりと、スキルアップを図っています。

それから、特別なサービスや過剰な売り込みではなく、「ちょっとだけ嬉しいサービス」「他よりもやわらかい対応」というのをお店で徹底しております。

例えば、

★商品を届ける際には、手書きで一言お礼を添える
★靴箱には、手作りの当店オリジナルスタイルブックを同封する

など、特別な事というより実店舗でもコツコツやってきた事をそのままネットショップでも続けている感じです。



 
手作りのオリジナルスタイルブック。お客様が感じる「ちょっと優しい」サービスの1つ。



 
【高橋】

なるほど、ネットショップで買物慣れしているお客様にとっては、過剰なサービスよりも、「ちょっと優しい」や「対応がやわらかい」方がお店の親近感を感じますね。実際、親近感を感じたお客様が、実店舗にも来店されるのでは?



【藤本氏】

そうなんですよ!ネットショップを始めてから、児島のお店へ県外から来ていただけるお客様が増えました。
瀬戸大橋が近かったり、ジーンズの生産地として「ジーンズストリート」が有名になった事もあり、観光と兼ねて遠くからご来店していただいております。

また、地元のお客様がネットショップをよく見ているという事も気づきました。来店する前から、新ブランドや新商品の事などをお客様がよく知っているので、ご来店前に確認していただいているようです。「地元のお客様の為に」という視点もネットショップでは大事だと思います。

ネットショップと実店舗はすみ分けではなく、やはり融合したサービスが必要となりますね。



 

ネットショップの運営は事務所と実店舗2つに分かれて行っている。
実店舗では、2つのサイトの受注対応、発送作業も兼ねている。
2台あるレジ横それぞれに女性スタッフが対応している。








もっともっとネットの先にいるお客様の気持ちを知りたい

【高橋】

特にリピート率が高い、多くのファンに支えられているお店は、地元の人はネットと店舗を上手に使い分けしているでしょうね。では、その辺りも含め、あかい靴さんの今後の課題やチャレンジとは何ですか?



【藤本氏】

先程、現状に満足する事なくスタッフが日々勉強していると言いましたが、

「もっとキレイなサイトにしたいです」

「もっと商品を上手にレイアウトしたいです」

「もっとセレクト力に磨きを掛けたいです」

「もっともっとサイトの作りこみが上手になりたいです」

それから、まだまだネットの先にいるお客様の気持ちを知りたいですね。
そういう気持ちは永遠に続くのかも知れませんね。

また、今は当店だけでなく様々なネットショップで素敵な商品やサービスが存在していると思います。逆に言えば、情報も商品も溢れているネット市場で、

“当店が振るいに掛けていい靴をセレクトする”

“あかい靴が今、履くべきシューズを選別する”


事でお客様に安心していただけるお店を目指しております。「あかい靴」で選んだ靴なら信頼できる。そう思われたいです。

近い将来は、オリジナル商品を販売したいです。自分達の伝えたい世界を、自分達で企画する事はチャレンジしたいです。


 

 有限会社 藤孫商店が運営する「あかい靴」の実店舗は、
※岡山県倉敷市児島の「天満屋ハピータウントピア1F」にある
(天満屋ハピータウントピアのサイトへ移動)









三年前の店舗改装の際に、
コラージュアーティストの西舘朋央(にしだてともお)氏が手掛けた店名ロゴ。

アルファベットをモチーフにひらがな文字をデザイン。
お店同様、とてもスタイリッシュなロゴに仕上がっている。
「か」の一部分だけパンプスがモチーフになっているのも面白い。

※西舘朋央氏のオフィシャルサイト






 「あかい靴」の実店舗は、ネットショップ同様にシューズを中心としたセレクトショップの雰囲気。
インポート、国内ブランドの革靴を中心に集めている。藤本氏のセンスが光る





インポートカジュアル靴は、「クラークス」「ビルケンシュトック」「KOOS」「トリッペン」等
ナチュラルな雰囲気の高品質のアイテムをセレクトしている。





ネットショップでも多くのリピーターがいるという「french bull」の靴下や、
「CI-VA」のレザーバッグなど高品質のアイテムをアンティークなディスプレイで演出。

SC内の靴専門店では非常に珍しい商品構成となっている。







アイディアと努力次第で、独自のサービスや差別化が図れる


【高橋】

「あかい靴」さんのような老舗の靴専門店がまだまだネットショップの参入を果たしていない、実店舗の有力店ほど、ネットショップ参入に抵抗を感じているお店が多いと思います。

また、一部ではネットショップを今からはじめても遅いのでは、、、との声も聞きますが、藤本さんは、靴専門店のこれからのネットショップ参入に対して、どのような見解をお持ちですか?



【藤本氏】

私はいまから立ち上げても、ネットショップ参入が遅いとは思いません。既に実力店や凄いサービスの靴販売も見られますが、アイディア次第と努力次第で、他にない独自のサービスや差別化が図れると思います。

抵抗感があったり、ネットショップは難しいのではという見解は、実店舗も一緒です。決して、簡単ではありませんが、どちらもやり方次第だと私は考えます。

実は当店も、目標とする素敵なお店がありました。そのお店の商品構成やサービスを真似したり、追い付こうという気持ちでスキルアップが図れました。

最初から完全な独自性というのではなく、指標となるお店を真似る事から始めてもいいと思います。



【高橋】

ありがとうございます。
業界にとって“励み”となる言葉を、沢山いただきました。








【藤本氏(レディスバイヤー)のプロフィール】

1998 年
有限会社 藤孫商店入社

1999年
レディスシューズのバイヤーとなる

2000年
独自ドメインでホームページを立ち上げる

2008年
「あかい靴 楽天市場」に出店

2008年
「あかい靴」実店舗全面改装の指揮をとる






【有限会社 藤孫商店 会社概要】

商 号 有限会社 藤孫商店
創 業 明治35年(1902年)
住 所(事務所) 〒711-0913
岡山県倉敷市児島味野1-9-23
住 所(店舗「あかい靴」) 〒711-0921
岡山県倉敷市児島駅前2-35 天満屋ハピータウントピア1F 
事業内容 シューズ、服飾雑貨などの店舗販売、WEB通信販売

あかい靴 楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/akaikutsu/
あかい靴 official shop http://www.e-akaikutsu.com/
   







【インタビューを終えて】


「あかい靴」さんはネットショップ立上げ当初は、お店のサブ的な位置付けで始めたそうですが、
実店舗運営と同じスタンスで、

★お客様の事を考え
★接客し
★日々サービスの向上を追及する


その姿勢で、現在は支店の位置づけとなり、
多くのリピーター獲得に繋がっています。


また、ネットショップでは非常に便利なシステムやサービスが日々進化していますが、
お客様の求める必要以上のサービスが多い事も事実です。


「ちょっとだけ優しい」 「やわらかい対応」

抽象的な表現のようですが、実店舗で長年培ってきたノウハウを、
ネットショップでも実践し続けているのがお店の最大の魅力となっています。




腰が低く、お店での接客も「やわらかい」知也氏ですが、


“もっといい商品を提案したい”

“もっとキレイな売場(ネットショップ)を作りたい”

“もっとお客様の事を知りたい”


と語る姿勢には、とても熱いものを感じました。



ほんとうは、人一倍シャイな知也さん!
今回のインタビューに応じていただき、誠にありがとうございました。

(担当:SHOE・BAG探偵局、高橋 )




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